ふとんの石堂/ブログ
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2023年2月10日
木綿わた入り 長座ふとん
人気がある座ふとん2枚分(60×110cm)くらいの長座ふとんです。
木綿わたを入れ手作りで綿入れした後、絎けて、綴じての工程で作ります。よく似た形で2000円ほどで量販店で売っているらしいですよ。
皆さん一度は買い求めてお使いになっているようです。
が、安いけど決して良くないとお客様からお聞きしますね。
「中綿が凹凸が出来て具合悪くて、、、」
「ペッちゃんこになって痛い。」
など感想はいろいろです。当店では手作業で木綿わたをいれ、口を絎け、中綿と生地を手綴じします。
仕立ての良し悪しの肝は「綿入れ}
ぺっちゃんこになった時に座ふとんの形は凹凸がないことを想定した職人の技が隠れています。 -
2023年2月10日
着物リメイク 母のウールの着物でベットカバー
お客様からこんなうれしいお便りをいただきました。
表はウールの着物、裏は当店から綿ブロードをお付けしてベットカバーを作らせていただきました。
石堂様
本日朝一番に届きました。
裏地も生地との色合いがぴったりで細部に渡る縫製の美しさに感動です。
軽くてとても暖かく何より母が若い頃日常に着ていた懐かしい想いのあるお着物の1つでしたので、毎日包まれて眠れるのはほんとに嬉しいです。
早く近所に住む実家の母にも見せたいと思います。
母も布団や座布団はきちんと手作りのものを打ち直して大切に使う人なのでまたいつかお世話になることもあるかも知れません。
その時はどうぞ宜しくお願い致します。
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2023年1月31日
着物リメイク 名古屋帯で背あてクッションと座ふとん
腹太鼓に柄のある名古屋帯で45角のクッションと座布団を作りました。
クッションは化繊綿をしっかり入れてへたり難く、座布団は座りが良いように木綿わたに化繊綿を混ぜた混綿わたを入れました。
嵩がある方がクッション
嵩がない方が座布団座った感触、背に当てた感触の違いを皆さんにお伝え出来ないのが残念です。
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2023年1月31日
古い布団から出てきた驚きの・・・
ゲッ!!
なにこれ!!
お預かりした古い布団の側生地を剝がしたらこんな風に。
汚いものをお見せして申し訳ありません。
が、これは昨日までお客様が使っていらっしゃったふとんの中綿です。
黒いかたまりや帯状になった部分は綿打ち機の掃除が出来ていないとこのようなごみのかたまりがついてしまいます。全体にある黒の点々は綿の種の破片ですが、天然ですので全部取りきることはできないのが普通です。しかし、この中綿の種の残骸の量はかなり多いですねー。こういう綿は繊維の短いホコリが取りきれていません。
この布団を作った職人さんの気質がお客様から見えない中綿に見えてきます。一日の疲れを癒してくれる大切な睡眠のためのふとん。
当店は、見えない所にもこだわるふとん作りを目指しています。 -
2023年1月31日
着物リメイク 木綿わた入り掛ふとん・肌掛ふとん・ひざ掛け
付け下げ、小紋、無地を婚礼時に親が持たせてくれたレギュラーメンバーです。
今となっては袖を通すこともなくなった着物達の処分を毎日着ることが出来る掛ふとんにリメイクしました。ご本人に尋ねたわけではありませんが、こんなことをきっと思われたと確信しています。
紫の染絞りの塵除けは、既製品仕立てでしたので用尺が短かったのですが、
生地いっぱいすべて使って、中綿に木綿わたを入れひざ掛けにリメイク。
キルト仕上げにしました。














