ふとんの石堂/ブログ

  • ゆうさんの独り言(打直し)

    今日のお客様からお預かりした打ち直しの綿は、
    30数年前の婚礼ふとんで純綿の夏ふとんのわた3.1キロ、緞子かけふとんの化繊混綿のわた3.9キロ、客用座ぶとんで質が落ちた化繊混わた2キロ。
    今回、古いふとんを使って、極薄の夏ふとん2枚、軽めのダブルの冬ふとん、45cm角の座布団3枚作らせていただきます。

    まず、夏ふとん用の純綿の綿だけ打ち直し 極薄のわたのシートを作ります。
    米綿、メキシコ綿系の繊維が長く細い純綿だけでの打ち直しは、わたが綺麗なシート状になり難くふわふわ膨らんで製綿屋泣かせ。
    とても手間がかかり 難しい(>_<)
    他店で純綿の綿を求めても、化繊が少し混じった綿を純綿ということで販売していると聞きます。
    化繊が少し入っている方が仕事がしやすいですからね。

    次に緞子の掛ふとんだった化繊混わたにもう少しポリエステル綿を加え、ダブルの冬用ふとんのわたを作ります。
    古いふとんの化繊わたの混綿率が少ないと判断したのでポリエステル綿を足したのですが、あくまで木綿わたの風合いを残す率にします。

    最後に質の落ちる座布団だった化繊混わたと先程の化繊混綿の最後に機械から出てきた、厚さの揃ってない綿とを一緒に打ち直しします。

    一軒のお客様の古いふとんの中から、
    良質のわたから順に打ち直しの機械にかけていく
    何を作るのかによってわたのシートの厚さ・化繊わたの混綿率を調節する
    お客様からお聞きした使用目的や好みも考え中綿を作る。

    こんなに手間を掛けるのは、自分が使っても満足出来るふとん綿にしたいから。
    お客様に気持ちよく使ってほしいから。
    それだけのことです。

    今日も 僕の思いを形にする手伝いをしてくれる綿打ち機に今日も感謝です。

     

     

     

     

  • 保育所お昼寝ふとんと可愛いカバーとふとん用カバン

    小さい子供達のお昼寝は、先生方に聞いてもとても大切な時間だと口を揃えておっしゃいます。

    しっかりお昼寝ができると午後のご機嫌が良くなることは考えただけでも分かりますからね。

    保育現場の先生方の声をチョット聞いてみました。

    木綿綿入りのお昼寝ふとんを使っている子供は寝つきもいいし良く寝ます。ペラペラの化繊綿入りのふとんの子は寝にくいのか、なかなか寝付けなくて、、、おまけに最後は木綿綿入りふとんに紛れ込んでようやく寝たり、、(^_^;)

    化繊綿入りのふとんは、暑くて寒いので夏は汗でグッショリ、冬は寒いし板の上に寝ているようで眠れない😞

    入所説明会の時に、木綿綿入りふとんのサンプルをお見せしてこういうふとんを用意してくださいとお願いするのですが、既製品が多いのが現状です。

    生の声を聞かせていただき、ありがとうございました。

    手作りふとんは既製品より高価で買い求めにくい、、、という現実が一番のネックだと思います。

    それを踏まえて、原料価格を抑えた商品作りに取り組み   今まで以上にリーズナブルな価格でご提供できるようになりました。

    子供達の健やかな成長を願い、良く寝れるふとんを作ります❗️

     

  • 休業のお知らせ

    2月 11日は  休業 します。

    よろしくお願います。

  • 厚いふとんと薄いふとん


    写真の手で測った厚さの感じが分かるでしょうか(アナログですが^^;
    前のブログで紹介した薄いふとんは、シングルの掛ふとんに450匁(1.7kg)純綿の中綿が入っているので  今以上に薄くなります。

    冬用に入れたシングルの掛ふとんの厚い方の中綿は、木綿わたに化繊わたを15%混ぜて作った混綿わたを  800匁(3kg)入れてあります。
    混綿わたは、木綿の風合いを残しつつ ヘたりにくく嵩高さが持続するのが特徴です。
    嵩高いということは、熱を逃がしにくいので暖かいということになります。(化繊わたがたくさん入った嵩高い商品は暖かくありませんのでご注意を!)

    木綿わた入りのふとんは重い!寒い!
    という声をよく聞きますが、現在は昔のように沢山わたを入れません。古いわたにも化繊わたを混ぜ込んで打ち直し仕立て直しをしますので、軽く入れてもふっくらとしますからね。

    かつての重い掛ふとんは4kgから5kg位は中わたが入っていましたから、重いと思いますよ。

    また、上質の木綿わたは保温力に優れ 汗を吸って発散しふとんの中の湿度を快適に保つ利点があります。
    羽毛や化繊わたのように、ふとんの中が蒸れないのもいいですね。

    春秋は一枚で、寒くなったら毛布と合わせてお使いになると暖かく快適な睡眠を味わえます。

    写真は、着物リメイクで作らせていただいた薄い掛ふとんと厚い掛ふとんです。

  • 薄い布団と厚い布団

    繊維が細くて長くてしなやかなメキシコ綿、

    その原綿から  薄い布団用に薄いシート状のワタを打ち直し機で作ることから手掛けています。

    薄いふとんでもワタのシートを五層にも重ねますから、綿入れがとても難しく  職人の技が試される商品です。

    現実は、薄いワタを販売していない、薄いワタのシートを使って綿入れを上手にできる技術を持った職人がほとんどいない、、、

    希少価値ある商品であることは間違いありません。

    足腰が弱ってきているうちの職人、「綿入れができるのもあと何年だろうか」と不安を口にするようになり、ご希望の方はお早めに、

    体にまとわりつかず、ふんわりと体にフィットします。

    綿100%の中綿は、一晩でコップ一杯出るという水分をふとんの中から発散してくれますので、蒸れ感がありません。

    出来たばかりの時は厚そうに見えますが、使っていると嵩が無くなり春秋そして夏のクーラーの中で大活躍。

    寒い時期は羽毛ふとんの上に毛布ではなく  この薄いふとんを重石に重ねるとより一層暖かいですよ。

    次は厚いふとんの話。

    写真は丹後縮緬無地の紋付で着物リメイクしました。

     

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