ふとんの石堂/ブログ

中村畦碩先生の思い出

約10年前、私の師である、中村畦碩先生に家内を紹介したくて東京板橋のお宅を訪ねました。日本で始めて寝具の技能卓越賞を授与された先生だ。久しぶりの再会にとても喜んで下さり、ふとん談義に花が咲きました。当時先生は91歳で目を悪くされていましたが、玄関には「もうすぐ取りにくるんだよ」と敷ふとんが2枚置いてあり、「まだ現役で作られているんだ」ふとんを触らせて頂き感動したことを思い出します。2日後に眼の手術の為入院されたので、最後の作品に触らせて頂いたと思います。

私が思う良いふとんは、自分が使ってもいいと思う所まで原綿を選別し良いワタ、つまり最高のわただけ使う。その最高のふとん綿で、丁寧な仕立てで極上のふとんにすることです。

中村先生の教え、ふとんの石堂初代の祖父、二代目の父の知識と経験、そして私の思いをミックスし、何処にも誰にも負けないふとんを作り出せていることを 身をもって感じています。先人の教えに感謝です。

ふとんを作り始めて43年、職業柄膝や腰がガタガタになってきましたが、まだまだ技術の向上を目指す自分がいます。

 

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