ふとんの石堂/ブログ

打ち直し、仕立て直しの敷ふとんの製作

木綿わた入りのぺっちゃんこになったふとん、側生地が汚れたふとん、重さやサイズを変えたいふとんなど、古くなっリ不要になったふとんをリフォームするのがふとんの打ち直し、仕立て直しです。

どんな季節に使いたいのか、誰が使うのか、またその人の好みはどうかなどお客様の要望を詳しく聞き、ポリエステル綿の入れる割合や新しい綿種類を考えて仕上げます。

今日お預かりした古い敷ふとんは3枚。また3枚の敷ふとんにリフォームします。
1枚1枚中綿の状態が違うので、いい状態のわたから順番に打ち直しの機械に入れていきます。敷ふとん用の弾力のあるポリエステル綿を古い綿に混ぜます。混綿率は15%。
長年使われた敷布団、2度機械を通します。(繊維が切れて埃が出やすくなると言われますが、それ以上にゴミや埃がとれます。)
1枚とても痛んだ敷ふとんがありお客様に了解していただいた上で 中心に悪い黒い綿を入れ周りは綺麗な綿で巻く、つまりお饅頭の皮とあんこの感じですね。綿入れをすることによって埃が出難いふとんになります。
このようにいい綿と悪い綿を使い分けて綿入れする作業はとても手間がかかり面倒なのですが、当店では、お客様からお預かりしたわたで与えられた綿でベストの仕上げにしたいと、いつも思っています。

外注せずに当店内で機械と連動して綿入れをし仕立てますから、どこまでもお客様のご希望にお応えできるふとんが出来るのです。綿入れ後は、綿入れの口をくけて、整形して、綴じあげて完成です。

ちなみに悪い綿は、廃棄処分、余った綿はお客様へお届けします。

 

 

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