ふとんの石堂/ブログ

  • 附下げの生地と羽織の生地を使って夏用のひんやりブランケット

    「いつか着ようと思って買ってしまい込んだいたけどもう着ることないから、、、貴方にあげるわ。好きなように使って。」

    と新品の反物のまま頂いちゃいました😄よその地域の人からすると「えー!タダで?あり得ない!」なんて聞こえてきそうですが、丹後ではよくある話です。産地ならではのことだと思います。

    私が昔、お世話になった方からの申し出で遠慮なく頂きました。圧迫骨折をされてから体調を崩され、近い将来のために身の回りの整理をされた遺産だったようです。

    着物として着なくてもブランケットにすれば毎日でも着られる。ちょうど暑くなってきたからヒンヤリして蒸れなくて良いかも、、、

    ということで、形を変えてお返しします。

    このブランケットが擦り切れるまで   お元気で。またお顔を見に行きますね。

  • 棉の栽培日記

    6月9日にポットから大きめのプランターに本植えしたワタの木です。

    あんまし大きならんなー

    6月に入ってから思いの外涼しかったせいかな?

    ただ今身長15cmから20cm。

  • これが理想の敷ふとんです!

    このふとんは、当店が12年前にお客様から古くなった布団をお預かりして新しい生地に変え、固まったワタを打ち直してほぐし、仕立て直したものです。12年間毎日使っていた敷ふとんです。ふとん全体は凹凸がなくフラットです。

    これが、敷ふとんの理想の形です。中綿を入れる時の仕立ての違いが使っている間に目視できるくらいの差が出てきます。

    これは、木綿わたのふとんだけでなく  どのような素材の布団も共通します。

    先のブログで敷ふとんの大切さを紹介しました。そのすぐ後にもこんな敷ふとんをお預かりしました。体重がかかる部分、汗を吸い込む部分、寝返りなどで摩れる部分。全部肩からお尻までのボディが乗っているところの傷みが激しいことと凹んでいることがよくわかります。

    この様な敷ふとんの上に8時間ほども横になっている、、、背骨によくないですよね。

    今一度今夜もお世話になる敷ふとんをチェックしてください。

     

     

  • 知らなにうちに体に悪い布団に寝ているあなた!

    敷ふとんを三つ折りした画像。

    真ん中が凹んでいることがよくわかります。

    疲れを取る一番大切な睡眠の時間に、こんな敷ふとんに全体重を委ねているとどうなる?

    寝ている間もまっすぐでありたい背骨のはずが、長時間Cの字に。

    寝返りが打ちたいけど、寝ている部分が凹んでいるから寝返りが打ちにくい。

    不快さから眠りが浅くなり何度も目が覚める。

    鈍い腰痛、肩こり、そして睡眠不足が慢性化して体調不良まで引き起こす。

    このことは、スプリングマットのあるベットにも共通することです。

    真ん中あたりのスプリングが弱くなっていませんか?

    寝具の中で一番大切なのは、敷ふとんです。

    今夜もお世話になる敷ふとんのチェックをしてみてください。

    健康であるためには、質の良い睡眠をとることが大きな割合を占めします。

  • 最愛の奥さんへの手紙

    随分前に何度もお世話になってふとんを作らせていただいたお客様から、仕立て直しの連絡をいただいた。奥様が病気と闘っていらっしゃった時にご注文をいただいて以来だ。

    仕立て直しの注文の後にこの本を頂いた。奥様が描かれた絵手紙の作品集をご主人が自主出版されたもの。持ち帰ってからゆっくり見せていただいている間に、どんどん引き込まれていく自分に半分あたりまで読み進めた頃に気がついた。

    「下手でいい、下手がいい」の絵手紙に惹かれた奥様だったそうだ。私が惹かれたのは下手でいい絵ではなく優しい相手を思いやる言葉やとんちの良い一言だなー。

    そして、奥様を愛して止まないご主人の葛藤と奥様への愛の表現に感動したのだと思う。

    日々、仕事に追われ、会話といえば仕事のことばかり。愛がなくなったわけじゃないけど、今を生きている間にも思いやりや愛情を形や言葉にしておくことの大切さ、、、などなど、色々なことを考えさせられる一冊だった。

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