ふとんの石堂/商品情報

  • 使わない客用座布団を長座布団に



    客用座布団の生地を二枚側生地に使って長座布団に加工しました。

    ≪お客さまの声≫
    両親が若かった頃に家の道具として作った10枚の座布団ですが、使った覚えがないまま箱に入れ押し入れに入れ大事に保管してありました。
    両親が他界し、家の処分をすることになり さあどうしたらいいものかと。
    捨てるのは簡単ですが、少しでも自分たちの生活に残せないかと相談したら、家族一人一人のマイ長座布団はどうかという話になったのです。
    ちょうど息子が独立して一人暮らしをするのに 持って行きたいと言ってくれました。
    娘は仕事から疲れて帰ってきたら、バタンとこの座布団の上に倒れこんでいます。
    私は、この上に乗ったらお尻に根が生えた状態になっています。
    既製品ばかりに囲まれて生活をしていましたが、両親の家への思いと手作りのやさしい温もりを今肌で感じています。

  • 染見本の反物でクッション



    着物の需要がじゃんじゃんあった高度成長期の頃はこんな染見本があり、白生地を見本を見て染めていた。
    そんな華やかな時代の忘れ物のように染見本は どこかの押し入れの奥で出番を待っている。
    でも、出番などない、、、ことはない。
    今回、クッションになって押し入れから飛び出すことができた。
    柄と柄の仕切りの黒い線も生かしてデザイン、一つとして同じものはない。
    そこがまたいい。
    クッションのように中綿を沢山入れる商品は、綴じ部分が目裂けしやすいので 中袋を作り二重に仕立て上げている。
    この染見本は正絹の一越縮緬で、生地が薄く縦にも横にも伸びやすいため二重仕立てにした。
    中綿を詰め込むのではなく、座布団の仕立てのように綿をクッションの形に作って入れるので、形が崩れにくく へたっても綿が均等で凸凹することはない。

  • 座布団の仕立て(房を締める)

    導師座布団のように房の多い座布団は、結び玉が解けないように一本一本綴じ糸を引っ張って締めます。
    この座布団の角房は76本、それが4か所。
    中央の綴じの房は24本、それが二か所。
    合計352本の綴じ糸を引っ張ります。

  • 正絹の座布団の生地を座卓敷に


    お父様が作られた正絹の緞子判座布団20枚。中綿はメキシコ綿の純綿がしっかり入っていて、最高の品物を当店にご注文いただき用意されたのだと思います。
    時代が変わり、普通より大きな座布団を20枚使う機会がなくなりましたね。
    お父様のお気持ちを大事に心に留め置き、中綿を生かして極薄の肌布団に作り替え、正絹の表生地を座卓敷に使って かつての姿を残しました。
    仕舞い込んでいた宝物でしたが、家族みんなで使えるものになってお父様も喜んでいらっしゃると思います。

  • このふとん30年使いました

    結婚して30年、夏以外の3シーズンこのふとんを愛用していました。
    側生地がカバーの中で破れているのは分かっていたのですが、離せないふとんでずるずるとこんなになるまで、、、恥ずかし!
    こちらの事情を話したら、こんなに早く仕立て直しをしてもらえて。
    もっと早くすればよかった。

    よくぞここまで使ってくださいました。
    でも、今度はもう少し早めにリニューアルしてくださいね。

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